MONEY 人生を変えるお金の使い方
人生を豊かにするお金の使い方ができていないと言う方や働いても働いても楽にならないと言う方は『MONEY 人生を変えるお金の使い方』と言う本がおすすめです。
本書はタイトル通り人生を変えるお金の使い方を書いた本で本書を読むことで効率的に人生を豊かにしていくようなお金の使い方ができるようになります。
本書を書いたのは千田琢哉さんと言う方でコンサルティング会社として独立したのち10000人以上のビジネスマンとの対話から本の執筆をはじめたと言う方です。
現在では400を超える執筆作品がある方です。
MONEY 人生を変えるお金の使い方はその中でも屈指の人気を誇る作品でです。
本書の結論を言ってしまうと本を読んで勉強をしましょうと言う内容になっています。
お金の使い方については『お金の大学』と言う本の中でも最も大切な5つの力の一つということを言われています。
いいお金の使い方について詳しく見ていきましょう。
お金はブーメランである
まず本書ではお金はブーメランであると言うお話をしていきます。
お金には価値があります。
お金を使うと言うことはお金の価値と物やサービスの価値を交換することです。
つまりお金は減ったとしても価値は変わっていないのです。
例えば車を100万円で買ったとして100万円を失う代わりに100万円分の車とそれに伴うサービスを受けることができます。
お金を使うということは物質的なモノは変わってもその価値は変わらないということです
お金の使い方に上手、下手はなく必ず何らかの形で帰って来るのです。
短期的、長期的な損得もそうですし、人脈や人望としても帰ってきます。
例えばコンビニでトイレを借りただけで申し訳無さでなにか商品を買う行為も良い形でお金が帰ってくるお金の使い方です。
また、飲み会などで途中で帰ってお金を払わない人などは人望はなくなってしまうので後で人から嫌われるという形で返ってくるのです。
つまりお金の使い方が美しければそれが返ってきますし、逆に汚ければこれも返ってくるのです。
そしてお金を使うと必ず人脈と人望の増減が生じます。
美しいお金の使い方を知り、複数のブーメランを投げておくことが人生における最高の投資なのです。
たまたま運がよく成功しているという人も必ず先に美しいお金の使い方で投資をし、それが成功という形で返って来たのです。
こういった自分は運がいいと思っている人も裏では無意識に常にブーメランを投げ続けているということですね。
仕事を最大化するお金の使い方
では美しいお金の使い方についてもう少し詳しく見ていきましょう。
結論から言うと知識や環境などの目に見えないものにお金を使いましょう。
まず前提として貯金は大切です。
成功者の多くは稼いだお金を次の事業にどんどん投資をしていますがそれは最低限の貯金があり、安定しているからです。
自己啓発の本で多くは貯金はせず使い切るという内容が書かれていますが本書の著者である千田さんの経験上では年収分くらいの貯金は持っているものだそうです。
つまり貯金と投資にもバランスが必要であるということです。
『サイコロジーオブマネー』と言う本でも貯金をすることで安定をもたらすことが書いてありました
↑要約しているので読んでみてください。
その上で必要以上のお金に関しては『形のないものに投資をする』と言われています。
具体的には知識と環境にお金を使うことが本書ではおすすめされています。
モノを持ちすぎないという考え方はミニマリストという考え方ですね
知識
まず下品だと思うお金持ちを想像したときに高級車や高級なバックを持っています。
逆に上品だと感じるのは物が少なく派手なモノを持たないです。
この違いは何かというと中身の問題で後者のお金持ちは知識にお金をかけるのでモノは少なくなるのです。
特に一流のビジネスマンは物が少ない人が多く知識にしっかりとお金をかけています。
知識を得ようと思ったらまずは読書が一番の方法です。
読書は賢人でも一生かけて身につけて知識を数千円で1〜2時間程度で身につけられる最強アイテムの一つです。
長期的な成功者は動き出す前に本で予習をし、プロレベルの知識を得てから動き出すものなのです。
次に経験を積むことが大切です。
どんなにすごい人でも師匠と呼ばれるような更に上の人から学んでいます。
経験は自分と同レベルの人脈の中でえられるものなので本当の知識や経験を身に着けたいと思ったら実際に会いに行ったり教えを請うことは必ず必要です。
そこで満足している人間は二流なのです。
自分のいる場所から飛び立ち旅をすることは必要な経験値を得る有意義な方法の一つなのです。
環境
名著である『バビロンの大富豪』でもよりよきところに住めとあります。
『バビロンの大富豪』の要約も読んでみてください
ここでは家賃が高い家に住めというわけではなく、自分の価値観にあった場所に住めということです。
本書でも勉強が捗るような環境を作り出すことによって実力、時間、人脈、愛情などが手に入り人生が最大化するということが書いてあります。
つまり、環境を整えるというのは住む環境もそうですが時間や人間関係などの環境も含めて改善しましょうということです。
自分が住みやすいコミニティを探したり、会社の近くに引っ越して通勤を減らしたり、旅をしてどういう環境が自分にあっているのかを探すのもありだと思います。
人生を最大化するお金の使い方
本書では人生を最大化するお金の使い方は死んだ瞬間に0になることだと言っています。
これはどういうことかというとお金やモノを溜め込んでしまうとどうしても最後に残ってしまうが知識や経験は死んだら0になるということです。
『die with zero』という本の中でも貯金ではなく経験にお金を使い、死ぬときにお金を残すなと言うことが書かれています。
一見すると子供や孫に財産を残せるような形のお金やモノを残してあげたほうが良さそうだと思うかもしれません。
しかし、お金やモノは税金がかかり残された方は税金の処理に負われます。
また残った財産が多い場合は財産分与などで揉めたりすることもあるでしょう。
お金を与えすぎることも人生を壊す要因になってしまうこともあるので最善策とは言い難いでしょう。
一方で、知識は平等に伝えることができるし、もちろん税金もかかりません。
本書では一貫して形のないものにいかにお金を使えるかがその人の知性だと言っています。
つまり、死に際にお金が残っていない人というのはそれだけその人の知性が高かったと言われるのです。
お金持ちの多くは資産を寄付します。
人はお金のためでなく世の中のために働いているのです。
そして人生の最後にはお金は意味を失うでしょう
人の死に際にある。
知性を磨き、お金を美しく大切に使える賢い人間になりましょう。
まとめ
『MONEY 人生を変えるお金の使い方』という本の要約をしました。
本書はお金の使い方について書かれた本です。
お金は使うと必ず返ってくるブーメランなのです。
その時、人脈や人望の増減が必ず起こります。
お金の使い方で一番いいのは知識や環境などの形のないものに使うことです。
特に読書はかなりコスパがいいです。
そして人生の最後は0で死ぬことを意識しましょう。
お金を残すのではなく知識を伝えましょう。
-参考図書-
以上