【本の要約】『バビロンの大富豪』大富豪が教えるお金持ちになるための黄金の7つ道具

プロローグ

約100年語り継がれる大富豪の教えを体系的に網羅することができる名著です。

本書は古代バビロニアを舞台にお金の原理原則が学べ、実際にいた遠い昔の大富豪の史実をもとに書かれた本となります。

約100年前にその史実をもとに書いたのが本書『バビロンの大富豪』で現在でも通じるお金の基礎を学ぶために必要なマネー本の原点です。

この本を読むことによってお金持ちが普段どのように考えお金を使ったたり投資をしたりしているかがわかります。

今回はそのバビロンの大富豪の教えの中核である『黄金の7つ道具』について学んでいきます。

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それではそれぞれについて詳しく見ていきましょう。

収入の1/10を貯蓄せよ

では早速本書の内容に入っていきます。まず最初の教えは『収入の1/10を貯蓄せよ』です。

意外と普通のことを言ってるなと言う印象だと思いますがシンプルなことにこそ真理があり、突き詰めていくと意外と難しいことでもあります。

本章を簡単に説明すると家計簿をつけ収支のバランスをしっかりと把握しましょうということになります。

本書では一つのかごに毎朝10個の卵を入れ、9個の卵を取り出す。それを毎日繰り返すことによっていつしか卵はかごからあふれかえるという話があります。

つまり何が言いたいかというと収入の1/10を貯蓄すれば絶対に増え続けます。収入の1/10を預金できれば家計が破綻することはないということです。

そして収入の1/10を貯蓄するためにはもちろん収入と支出を把握していないとできません。当たり前ですがどんぶり勘定で毎月1/10を貯蓄することはできません。

貯蓄と生活費をまず分けて生活費の中で各種固定費の支払や食費、日用品、交際費等をしっかりわり振らなければいません。

しかしこの1/10という目標があれば家計簿をつける意義があるのではないでしょうか。

なんとなく家計簿をつけて意味ないとやめてしまった人はこの収支のバランスを整えるという目標に向けて家計簿を作ってみましょう。

また収入の1/10を貯蓄するなんてせせこましいとか何故か毎月トントンか赤字になってしまう方のために次の章でその原因を解説します。

欲望に優先順位をつけよ

2つめの教えは『欲望に優先順位をつけよ』です。簡単に言うと人間の欲望には際限がないから収入が増えてもこのマインドがないと一生貧乏だと言うことです。

毎月の家計が赤字になったり月末にお金がない方も多いかと思います。これは収入が多い方も収入が少ない方も欲望のままに毎月お金を使い切ってしまいがちであるからです。

例えばあと1万家計にお金が入れば生活が潤うのにと思う方がいたとして実際に1万円収入が増えても結局使い切ってしまってあと1万円…となってしまうのです。

対処法は簡単でまず収入の1/10を先に貯蓄に回し残りの9/10で叶えられない欲望は諦めるです!

しかしこれを言うと夢がないとか貧乏な生活は嫌だとかなると思います。

ただ、今欲しいものを買っても更に欲しい物が出てそれも欲しくなるという無限ループに陥りがちになるのです。

これは承認欲求にもつながるのですが欲しい物を買い続けても一瞬の幸せだけであとはもっとほしいという中毒的な考えに至ってしまうのです。

これは嫌われる勇気という本でも言われている原理原則です。

詳しくは『【本の要約】『嫌われる勇気(アドラー心理学)』今をより充実させる成功法則』を御覧ください。

なので優先順位をつけることが大事なのです。

よくお金持ちの人はものを価値で判断するといいますが極端な話、食べることに興味がなければいくらお金持ちであってもファストフードを食べますし服に興味がなければユニクロが正義なのです。

こういった自分の価値観を判断材料にすることがとても重要なのです。

また逆に欲望に優先順位をつけることはお金の悩みから開放されることにもなります。優先順位が低い支出を切り捨てても絶対に生活の満足度や豊かさは変わりません。

惰性で使っているお金がないか?承認欲求のために使っているお金はないか?それを必要経費だと自分に思い聞かせていないか?もう一度見直してみるといいかもしれません。

蓄えた金に働かせよ

3つめの教えは『蓄えた金に働かせよ』です。簡単に言うと投資をしましょうということです。

まず本書ではお金持ちの定義とはお金を持っている人ではなくお金を働かせる仕組みを持っている人であるとあります。

本書でもあるお金持ちが盾職人に青銅を買って渡しその青銅から盾を作り売上の一部を定期的にもらうという仕組みを考え巨万の富を築いたとありました。

つまりお金は持っているだけでは意味がなく有意義なところに使ってこそ意味を持つのです。

現代ではこういったことをするために自営業者になったり株、不動産、fxなど様々な方法で投資をすることができる仕組みがあります。

投資についてはネット証券でインデックスタイプの投資信託をドルコスト平均法で積み立てていくがおすすめです。

勝率が高い投資手法についてはこちらの記事を読んでみてください。

しかし投資は怖いというかかも多いですが実は我々が行っている一般的に言う貯金も実は銀行に渡して運用している投資なのです。なので利子で定期的に10円とか100円とか入ってい来ているのです。

こういった投資をもう少し視野を広げリスクとリターンの配分を考えながら今生活に必要なお金とそうでないお金を段階的に分けてローリスク・ローリターンからハイリスク・ハイリターンまでそのお金を配分していくことも考えると資産を失わず自分の心地の良い運用をすることができます。

この点に関しては複雑になりがちですがもっとシンプルに考えることもできますので別で記事を書こうと思います。

危険や天敵から金を堅守せよ

4つ目の教えは『危険や天敵から金を堅守せよ』です。簡単に言うと相場の理解や相場観が大切です

投資をするにも詐欺が怖いという方も多いかと思います。もちろんそのままいれば安全かもしれませんが世の中にはたくさんの危険があります。

例えば貯金していれば安全だと思っていても世の中のものの価値が上がってしまうと自分の持っているお金は価値が減ってしまいます。

極端な話100万円持っていたとしてりんごを100円で買えたとします。しかしものの価値が上がりりんご一個100万円になったらりんごを買っただけで全財産を失います。

これは極端な話ではありますが現在全世界で同じようなことは起こっています。これを経済用語でインフレというのですが実は貯金が減っているということになります。

また投資をするにも詐欺が横行していて騙し取られたとか投資先が残念でどんどん目減りしていっているということもあります。

では投資をしてみたいけどどうしたら詐欺や残念な投資先を掴まされないのかというとそれは相場の仕組みを知ることと相場観を見極めることです。

ただ最初に行っておきますがこれで100%予防できるわけではないので完全に信じ込むことはやめておいたほうがいいでしょう。

まず仕組みですが例えば株式を買いたい場合どこに投資をするのかどの会社に投資をしているのかどういった指数に沿って運営会社は株を買い足したり売ったりしているのか。また仲介業者はどこが入っていてどれくらいの手数料をとっているのか。これくらいは理解しておかなくては行けないと思います。

次に相場観ですが世界一稼いでいる投資家であるウォーレン・バフェットは年利20%で運用しています。世界一でこの運用利回りなので一般人がこれを超えることはできないと考えるのが妥当であると思います。

個人的には株式は3%から5%位年利で取れればいいのではないかと考えているのでそれをうわまる利益を出すとなりとかなりハイリスクか詐欺であると考えます。

より良きところに住め

5つ目の教えは『より良きところに住め』です。簡単に言うと価値観を大切にし自分の求める家に住みましょうということです。

まずこれを聞くといいところに住むなら東京とか大阪とかの一等地に住めばいいのかと思う方もいるとおもいますがそれは間違っていてより良きところとは自分にとっても良きところという意味です。

住居というのは3代欲求の一つで良いとことに住みたいと言うのは自然の摂理なのです。しかし、2つ目の教えでもある通り欲望とは際限がなくもっといい場所、もっといい環境となってしまいがちなのです。

では『より良きところに住め』というのはどういうことかというとこれも2つ目の真理と同様で自分の価値観を判断材料にすればいいのです。

本当に1等地がいいのか?高級マンションに住めて幸せなのか?新築がいいのか?広ければいいのか?庭が必要なのか?金利が良いから今と思ってないか?ローンを組める金額で選んでないか?

周りに流されて一軒家を買ったり習慣からこの歳になったら一軒家を買うものだと追い込まれて買うのであればそれはより良きところではなくなります。

承認欲求のための買い物はやめ、自分にとって必要な条件だけを満たしてください。

住居とは生活と密接に関わっておりその幸福度や人生に多大な影響力があります。

いい住居の定義は人それぞれ違います。自分の価値観にあった住居を見つけましょう。

今日から未来の生活に備えよ

6つ目の教えは『今日から未来の生活に備えよ』です。簡単に言うと目的を持って過ごしましょうということです。

これはお金を備えることも大切ですが人、モノとの関係のこともあると思います。

いくらお金持ちになったとしても一人でいると孤独でありその状況を共有できる人がいないと幸せに思えないかもしれません。

また節制をしすぎて自分の趣味だったり生活に必要なものまでないと将来的に不幸になってしまいます。

そういった近い未来や老後の自分に何が必要なのかという考えはときに必要です。自分が将来何をしていたら幸せなのか。どういう人間関係を築いて行けばいいのか。

価値を考えながら未来に備えましょう。

自分こそが最大の資本にせよ

7つ目の教えは『自分こそが最大の資本にせよ』です。簡単に言うと行動しなさいということです。

多くの人はセミナーに参加してもいいことを聞いたなーとその時は思ってやる気に満ち溢れるのですが次の日にはそのことは忘れて日常に戻ってしまいます。

ここで大切なことは行動に落とし込むことです。そのために大切なことは即行動です。

労働もスキルアップも知識を蓄えるのも経験を積むのもあらゆることが『自分こそが最大の資本』なのです。しかしこれが行動に移らなければ意味をなしません。

やるかやらないかの選択ですべてやらないを選択してしまうとそれまでいくら勉強して知識をつけたとしても何も変化はないでしょう。

この『行動』するというマインドこそが自分の資本力ともなりえます。たくさん勉強しスキルアップをし経験を積みそして行動してください。

これがお金持ちになるための最短ルートなのです。

エピローグ

本書はお金持ちになりたい人もそうでない人も刺さる内容だったのではないでしょうか。

これらのルールを守ったら絶対に今よりも豊かになります。当ブログ筆者もこの教え通りの行動を厳守することでどんどん人生の豊かさが広がっています。

今もし大変だったとしてもそれがただの自転車操業では絶対に楽になることはありません。

将来のためになにかできることを一つでもやっておくことによって経済的にも肉体的にも自由度が増していくのだと思います。

そのために必要な1歩を踏み出して行きましょう。

-参考図書-

以上