プロテインとは
そもそもプロテインとは何なのかという疑問をお持ちの方も多いと思います。中にはプロテインは薬というイメージをお持ちの方もいるかも知れません。しかしそれは間違った思い込みです。今回はそういったプロテインの勘違いについて学んで行きましょう。
実はプロテインはタンパク質を英語表記にした呼び名で単にタンパク質と言っているのと同じです。
つまりタンパク質を普段の生活で取れず栄養が偏ってしまっている人に対するサプリメントの一つなのです。
よくプロテインを薬だと思って飲んだら筋肉ムキムキになると思っている方もいますがそれは間違いで食事でタンパク質が足りない場合の補助として使われます。
タンパク質の機能
3大栄養素というものがあります。タンパク質、炭水化物、脂質ですね。
炭水化物については『【オートミール】痩せる糖質制限ダイエットのやり方を徹底解説【炭水化物とは?】』を読んで見てください。
今回の主役であるタンパク質の機能としてはイメージどおり筋肉を作ったり肌や爪、髪の毛などを作ったりしています。
他にも内蔵機能や酵素、ホルモン、神経伝達物質などもタンパク質でできています。
タンパク質の欠乏
もしタンパク質が足りなくなってしまうと筋肉が減ってしまうのはもちろんのこと肌や髪に艶がなくなったり、過度なダイエットで神経伝達物質に異常をきたすと集中力や思考力の低下をもたらします。
心身の不調や健康面を害することが多いのでタンパク質もバランス良く摂取する必要があります。
現代の食事
現代の食生活は炭水化物と脂質が多く含まれる食べ物が多くあります。例えばラーメンやケーキなどです。
ラーメンは麺は炭水化物が多く、スープは脂質が多く含まれております。
ケーキも原材料は小麦粉や砂糖などの炭水化物に生クリームやバターなどの脂質が多く含まれる物を使って作られています。
他にもスナック菓子や菓子パンなどなども同じような構成比率で作られており美味しいものはだいたいタンパク質が不足した栄養素でできているのです。
つまり現代社会ではタンパク質が不足している人が多いということです。
本当はバランスのいい食事を取ることが一番の解決方法なのですが現代を忙しく生きている我々にはプロテインというタンパク質を補ってくれるサプリメントが実は必要になってくるのです。
ではタンパク質の種類について学んで行きましょう。
動物性タンパクと植物性タンパク
タンパク質は大きく分けて2つあり、動物性のものと植物性のものに分けることができます。
動物性のものには肉類、乳製品、卵、魚介類などがあり、植物性のものには豆類、ナッツ類、穀物などがあります。
動物性タンパク
動物性のものと植物性のものの違いは色々ありますが大きな違いが体内での摂取率で動物性の方が摂取率がいいとされています。
タンパク質を取りたいと思ったら動物性の物をとったほうが効率的に摂取することができるので量を多く取る必要がありません。
しかし、動物性のタンパク質には脂質も多く含まれており、脂質は余分な脂肪をつけしまうもとになってしまうのでポイントとしては脂質や糖質を摂りすぎないことが大切です。
植物性タンパク
植物性のタンパク質はホルモンと似たような働きをしてくれたり分解に時間がかかるものが多いという効果としてはとてもいいです。
結論は様々なタンパク質を摂ってあげることがとても大切です。
アミノ酸
もう少し深いお話をしていくとタンパク質は分解するとアミノ酸になります。人体を構成するアミノ酸は20種類ありそれぞれに名前があります。
その20種類を大きく必須アミノ酸と非必須アミノ酸に分けることができます。
必須アミノ酸は人体で作ることができないので食事から取る必要があり非必須アミノ酸は材料さえあれば体の中で作ることができます。
植物性のタンパク質は必須アミノ酸が少ない場合が多いのでこういった面でも動物性のアミノ酸を取ることがいいとされています。
食べ合わせ
ただ食べ合わせによっては必要なアミノ酸を補ってくれる食材もあり、例えばご飯にはリジンという必須アミノ酸が少ないのですが豆類にはこのリジンという必須アミノ酸が多く含まれております。日本で古来から食べられている納豆ご飯は利にかなった料理なのです。
他にも小麦粉には肉類や乳製品と相性がいいのでミートソースやカルボナーラなどは必須アミノ酸的にはバランスの良い料理と言えるでしょう。
プロテインドリンク
では一般に販売されているプロテインドリンクについてです。粉を薄めで飲み物として飲むものが主流ですが最近ではコンビニやスーパーなどに行くとすでに飲みやすいように紙パックやペットボトルに入っているものもあります。
最初にお伝えしましたがこれらはサプリメントでありタンパク質が食事に足りていない場合にそれを補うためのものになります。
これらにも動物性のものと植物性のものがあり動物性のものはホエイプロテインが代表され植物性のものはソイプロテインが代表されます。
ホエイプロテインは牛乳を処理する過程でできた上澄みの部分のことで牛乳なので乳製品がもととなっております。
ソイプロテインは大豆を原材料にしており特殊な加工でタンパク質部分のみを抽出して作られています。
それぞれメリット・デメリットがありますが一般的にはホエイプロテインがよく飲まれていると思います。
プロテインの種類と活用
ホエイプロテインは安価で効率よくタンパク質を摂取でき、ソイプロテインは少し高価ですが吸収が緩やかという特徴がそれぞれあります。
筋トレで筋肉をつけたいと思っている方や脂肪を減らしてダイエットをしたいという方にとってもプロテインは必要なのです。
ダイエットと筋トレ
いくら筋トレや有酸素運動をしても筋肉の栄養になるタンパク質が不足していると筋肉は増えませんしダイエットをしようと思っても栄養が偏っていれば肌ツヤや疲労感など身体的に影響が出て続けようと思っていた有酸素運動も続けられなくなってしまいます。
タンパク質を十分に取らないと筋肉が減っていったりリバウンドして体脂肪が増えて逆効果になってしまうこともあるのです。
特にダイエットは時間がかかるものなので長期間心身にダメージを与え続けてしまうと続かなくなってしまうのは当たり前なのです。何事もバランスのいい食事を適正量摂取することで実は痩せることができるというわけです。
プロテインの活用
バランスのいい食事を取るために牛肉や豚肉、魚などのタンパク質を摂取しようと考えます。
もちろん正しいのですが先程もお話したように美味しいものには脂質が多く含まれているので今度はタンパク質を取ろうとしたときに脂質も一緒に多くとってしまうことがあります。
もちろん脂質の少ない魚などを取るとタンパク質をより多く摂ることはできますが豚肉など脂質を多く含む食材だと食べる量を抑えなければ脂質が多い分バランスが崩れてしまうことがあります。そしてもし食べる量を調節したとしても結局一日に必要なタンパク質量をとっていないことは結構あります。
そんなときにタンパク質量を補うためにプロテインドリンクを飲むようにするとバランスを取ることができます。
最初にもお話した通り栄養バランスが偏ってしまう場合に栄養補助食品としてプロテインドリンクを使うことをおすすめします。
また、筋トレをすると普通に生活している人に比べてタンパク質を多く必要とします。肉は魚などをタンパク質として摂取するということが大切なのですがタンパク質が多く必要だけど脂質を取りたくないという方にも補助として飲むようにすると筋肉にも栄養がしっかりと行くのでタンパク質量を取るというのが大切なのです。
ここまで当ブログを読んでいただいた方は理解していると思いますが筋トレをしたあとにプロテインドリンクを飲んでいるのは普段の食事だけではタンパク質が足りないので補うために飲んでいます。
プロテインの勘違い
結構勘違いされている方も多いのですがプロテインを飲むとムキムキになってしまうという方も見受けられます。
もちろんムキムキになるためにタンパク質量を調整して飲んでいる方もいますが一般人が筋トレをしただけでムキムキになるわけがなく単に栄養の偏りをなくすためのサプリメントなので心配しすぎないようにしましょう。
筋トレのメリットについては『【メリット多数】成功するための筋トレ術。起業家や投資家はなぜ筋トレをするのか?』を御覧ください。
又、減量法についてもまとめています。『【ダイエット】ボディビルダーの減量メソッド!どうやったら痩せられる??』を御覧ください。
ボディビルダーの人は血の滲むような努力と人体の構造を理解する知識を持ち合わせたプロフェッショナルなので簡単には到達できない境地にいます。
プロテインを飲む理由
他にも食事と食事の間が空きすぎてしまう方にも間食として飲むようにするといいです。
実はタンパク質は3時間で血中からなくなってしまうのでタンパク質を定期的に摂ってあげないと健康的にもよくありません。
特に筋肉は代謝が繰り返されているのでタンパク質がなくなってしまうと筋肉を分解して必要な体の維持に使われてしまいます。筋肉が減ると痩せづらい体になってしまい年々だらしない体へとなってしまいます。
筋肉のためには食間を開けないように心がけましょう。忙しい方は間食としてプロテインドリンクを飲むといいと思います。
まとめ
プロテインはタンパク質のことで単に栄養補助食品でありサプリメントと一緒です。
よくプロテインを薬だと思って飲んだら筋肉ムキムキになると思っている方もいますがそれは間違いで食事でタンパク質が足りない場合の補助として使われます。
筋トレをするとタンパク質が多く必要になるのでプロテインドリンクを飲んで補うようにしましょう。
また、食事と食事の間が空きすぎてしまう場合にもプロテインドリンクを飲むといいでしょう。
あくまで補助として使うことが大切なのです。
一生懸命トレーニングをするだけではだめで必要なのは賢くトレーニングをすることなのです。
以上