【知らないと損?】NISAってどんな仕組みなの?おすすめの銘柄も紹介

Nisaって何?

今回は投資を始めたい方や今から資産運用を始めようと考えている方に知っておいていただきたい制度であるNisaについて学んで行きたいと思います。

これらは具体的に投資で出た利益に対して非課税つまり、税金がかからなくなる制度で投資をしている方や始めようと思っている方はまずこれらの制度を利用するとことをおすすめしています。

今回はNisaの概要から、種類や活用方法、注意点を解説していきます。

概要

Nisaの概要

まずはNisaの概要からです。

まず証券会社で口座開設をすると特定口座と一般口座が与えられます。

簡単に説明すると確定申告が必要ない口座が特定口座で確定申告しなくては行けない口座が一般口座です。

それに加えて申請をすることによって使えるようになる口座がNisa口座です。

これが一般的に言われているNisaでここに入っている投資商品の税金は非課税になるという特徴があります。

簡単に言うと100万円分投資商品を買って一年後10万円の利益が出たとします。この時本来であればこの10万円に対して税金を払わなければならず2021年5月現在は約20%の課税になり2万円分税金として取られてしまいます。

つまり110万円になったと思ったら108万円だったという感じです。

しかし、Nisa口座にこの100万円が入っていると1年後110万円になったとしてもその分はすべて自分のモノになるということです。

結論から言うとネット証券でNISAや積立NISAをやるのがおすすめです。

NISAについてはよく知っているからおすすめの証券会社を教えてほしいという方は

【SBI証券】安定した資産運用をするにはどうすればいいの?』や『【楽天証券】現代の錬金術。お金が増える投資方法』を読んでみて下さい。

Nisaのイメージ

Nisaは投資商品と思っている方も多いですがそれは少しニュアンスが違ってどちらかというと制度の名前なので箱をイメージしてその中にどんな投資商品を入れるかと言うのが正しいNisaの理解なのです。この箱の部分がこのNisaの制度ということになります。

そしてNisaは特定の投資商品を購入した際にNisa口座を使うことによって税金が免除されるという制度なのです。特定口座や一般口座を使ってしまうと非課税になりませんのでご注意ください。

Nisa口座のメリット

また投資商品の中には合法的な詐欺商品も混ざっています。投資初心者はよくぼったくり商品を買ってしまって資産が増えないことも多いです。

しかしNisaを使うと特定の投資商品しか購入することができません。これは投資初心者にとってメリットでNisaを使える投資商品は金融庁がぼったくりではないと判断した商品だけで資産形成に向いている商品しか扱っていないので数ある投資商品の中から選ぶのではなく金融庁が一回フィルターをかけた商品なのです。ある程度洗練されています。

Nisaの種類

Nisaの種類と活用

次にNisaの種類について話してきます。

Nisaには一般Nisa、積立Nisa、ジュニアNisaの3種類があり、一般Nisaと積立Nisaは一人に対してこのどちらか一つしか選ぶことはできません。

また証券口座も一つしか選ぶことができないので、例えば楽天証券でNisa口座を開設した場合、SBI証券ではNisa口座を開設することができないのです。

もちろん特定口座や一般口座は制限はないので作ることやその中で投資をすることができるのでサブとして作っておくのはおすすめです。

まずはNisaを使い切ってそれでも足りない場合は特定口座やサブの証券口座などを使って資産を管理していきましょう。

さて、それぞれのNisa口座の特徴解説です。

一般Nisa

まずは一般Nisaから解説していきます。

一般Nisaの最大に特徴は年間120万円の非課税枠が設けられていますが非課税期間は5年間というところです。

つまり年120万円分投資商品を買うことができてそれが5年間非課税運用ができるということになりそれが毎年5年間枠がもらえると言うことになります。

例えば米国株を月に10万円づつ買っていきそれを年利3%で運用した場合、650万円になっている計算です。

しかし、一般Nisaのいい点は株が安い時にたくさん買うことができるというメリットもあり、更に投資できる投資商品も後で説明する積立Nisaのよりも多くあります。

なので、一般Nisaは比較的上級者向けの制度とも言われています。

また2024年に制度が改正することが決まっていて更に複雑になるので更に上級者向きとなるでしょう。

積立Nisa

一方、積立Nisaは年間40万円の非課税枠が設けられており非課税期間は20年と長期になります。

例えば米国株を月3.3万円積み立てる場合、年利3%で運用すると20年後資産は1000万を超えてくる計算になります。

120万投資できる一般Nisaがいいじゃんと思うかもしれませんが投資できる総額は一般Nisaが600万なのに対して積立Nisaは800万円になり、総額自体つみたてNisaのほうがも多くなります。

また投資は複利を利用してお金が増える仕組みなので長期で積立をすることができるつみたてNisaのほうが利益率は高くなり、投資で資産が増える確率もたかくなります。

当ブログ筆者は積立Nisaをおすすめしていますし、実際に自身も積立Nisaで積立を行っています。

詳しくは『【投資】歴10年の投資家がおすすめする初心者が失敗しない資産運用の極意とは』を御覧ください。

ただ、投資商品が厳選されているというのと購入方法が積立しかできないという違いはあるので買いたい投資商品が決まっている方や、一気に買いたい方は向かない投資手法かも知れません。

ジュニアNisa

また、一部の方が利用できるジュニアNisaという制度もあります。

これは2023年に廃止が決定している制度なのですがお得なので紹介しておきます。

ジュニアNisaは子供が18歳までの親族の方が利用することができる制度で年間投資額は80万円で非課税運用ができるのは5年間という特徴があります。

これだと積立Nisaとか一般Nisaのほうがいいじゃないかと思うかもしれませんがこのジュニアNisaだけは他のNisaと併用して使うことができ更に、制度改正で子供が18歳になるまで引き出し不可だったのが2024年以降はいつでも払い出しができるようになったのです

つまり今からこのジュニアNisaの口座に資産をおいておくと最大で子供が18歳になるまで非課税で資産を運用することができ、なおかつ子供の教育費に困ったらそこに充填できるということになります。

もし一般Nisaや積立Nisaを満額投資に回し、更に資金に余裕があり、子供が18歳未満の方限定にはなりますがかなりお得な制度なので条件を満たす方はこの制度を利用して置くといいかもしれません。

このようにNisaは3つの種類があり、それぞれの特徴を理解し投資を行っていくことが大切です。

注意点

増減リスク

ではこれらの制度を利用するにあたっての注意点ですが、当たり前ですが投資商品を購入するので絶対増えるということはありません。

しかし15年間以上積立をすればプラスになっている可能性がかなり高く、例えば米国の株は過去200年の平均リターンが年間6.7%プラスだったというデータがあります。マイナスになる年ももちろんありますが長い目で見れば年間6.7%増えているので長期投資をすれば資産が増える可能性は高いでしょう。

新しい取得単価

また満期を迎えた際に課税口座に移る際の価格が新しい取得単価になります。

どういうことかというと20年後、積立Nisaが満期を迎えると投資商品は自動的に特定口座などの課税口座に移されます。なのでもちろん20年が満期だからと言って無理して売る必要はありません。

その時の投資商品の価格がその投資商品の取得価格になるのです。

例えば100万円で買った投資商品が150万円になっていたとします。この時Nisaを使っていれば50万円に対して税金がかからないので10万円の節税になることは今までこのブログを読んでいただいた方はわかっていると思いますが満期を迎え特定口座に移った際はその150万円が取得価格になりそこから更に10万円増えて160万円になった場合、2万円の税金を払うという流れになります。

では積立を始めて20年後に評価格が下がっていたらどうなるでしょう。

この場合も特定口座に移ったタイミングで取得価格はリセットされるのでそこから利益が出た場合最初の取得単価より多く税金を収めなければ行けなくなります。

例えば投資を始めた際100万円で買った投資商品が満期で80万円になっていたとします。そこから20万円の利益が出て100万円に戻った場合、80万円で特定口座に移った際、所得価格はリセットされているので利益分の20万円には税金がかかり4万円ほど持っていかれてしまいます。

つまり最初から特定口座においておけば税金を払う必要がなかったが、Nisa口座を使ったので4万円の税金を払う必要が出てきたということです。

しかし、投資はお金を増やすためにするもので基本的に20年積立をしていれば減らないのでよほど変な投資先に預けていなければ大丈夫でしょう。

投資商品はしっかり吟味し、20年後も安心して持てるようなものを選ぶようにしましょう。今流行っているからで選ぶのはこういった悲劇のもととなるので選んだ理由を説明できるくらいにはなっておきましょう。

非課税期間の終了

そして非課税期間の終了は一緒にはきません。

例えば2021年に投資した分は2040年に非課税期間が終了し、2022年に投資した分は2041年に非課税期間が終了します。これは出口付近で暴落が起こったとしても売却タイミングをずらすことができます。

狼狽売りをしないように注意しましょう。

再利用

また非課税枠は再利用することができません。

例えば一般Nisaで120万円の限度額があり、年の途中でその限度額を使い切ってしまったとします。Nisa枠である120万円を全部売った場合もう一度枠が復活すると思うかもしれませんがそうはなりません。

年間で120万円の枠を使ってしまったら売ったとしてもその年はNisa口座を使って取引をすることができません。

また前年枠を使い切らなかった場合も繰越はできません。

例えば前年120万円の一般Nisa枠で60万円しか使わなかったとして今年120万円の枠と前年使わなかった60万円の枠合わせて180万円の枠があると思う方もいますがそうではなく年をまたぐと限度額はリセットされ120万円の限度額のみ使うことができます。

投資商品を買ったときにNisa口座は消費していると理解しておきましょう。

楽天証券と積立Nisa

ではここまでお話を聞いて具体的にはどのようにNisaを利用すればお得なのかということについて触れていきます。

概要だけ言ってあとは皆さん次第と言ってしまうと何から始めればいいのかわからない方も多いかと思いますので当ブログ筆者も利用している方法を一例としてお話しおすすめしておきます。

当ブログ筆者がおすすめするNisaの利用方法は楽天証券で全世界株の手数料が安い投資商品を積立Nisaで毎月3万3333円分購入しています。

まず今までお話していた通り積立Nisaの方が利用できる金額が多くなるのと投資は長期でやるほど勝てる確率が上がるので20年という年数を味方につけられる積立Nisaを使って行くのはかなり合理的です。

また楽天証券は手数料が安い商品が多いネット証券です。

20年間手数料を払い続けなければ行けない投資の世界ではいくら増えるかよりいくら払わないと行けないかが最も重要なのでできるだけ手数料を抑えることはとても大切です。

収入を増やすより固定費を抑えるほうが小さな力で大きな力を生むのと同じですね。

また楽天証券は楽天カードで投資信託を購入すると1%還元が受けられるのでこれも大きなポイントの一つです。

2022年9月から楽天証券の還元率が0.2%〜1%になりました。

現在はSBI証券の方が還元率が高くなっています。

SBI証券については「【SBI証券】安定した資産運用をするにはどうすればいいの?」を御覧ください。

全世界株を選ぶのは20年後の世界の覇権を握っているのはどの国かわからないが20年後今よりは科学が発達して便利な世の中にはなっていると思うのでこの辺を選んで見るといいと思っています。

つまり20年という期間、手数料を払い続けなければ行けないので最安クラスの楽天証券を選びなおかつ、楽天カードで積み立てることで1%ポイント還元を受け、世の中は今より良くなっていくので全世界株を選び、Nisaで非課税運用していくというのが現段階では最適解の一つであると思います。

他にも手数料が安いSBI証券やマネックス証券、松井証券などは手数料最安クラスなのでおすすめです。どれもネット証券で人の手を使わない分手数料が安くなっています。

まとめ

Nisaは投資をお得にするための制度です。投資商品を入れておく箱だとイメージしておくといいでしょう。

Nisaを使うことによって出た利益が非課税になります。

3種類のNisa口座(一般Nisaと積立Nisa,ジュニアNisa)があり、それぞれ限度額と積立できる年数が違い、ジュニアNisaは条件があります。

注意点としてはお金が増える可能性もあるが減る可能性もあることは覚えておきましょう。

しっかり投資商品を吟味し、流行っているからというものには絶対に手を出さないようにしましょう。20年後増えていることが想定できるものに投資することが大切です。

また、一度使ったNisa枠は戻って来ないので消費している意識を持ちましょう。

当ブログ筆者がおすすめするNisaの利用方法はSBI証券で全世界株の手数料が安い投資商品を積立Nisaで毎月3万3333円分購入していく方法です。

みなさんも知識を身につけ良い資産運用をしましょう。

有能な騎手も名馬に乗れば勝てるが、骨折した駄馬に乗っては勝てません。

以上